オフ仕事住環境海に向かう小道を駆けていく子どもを見送るのは、開聞岳のふもとで有機農業と宿経営を行う、浦野さんご夫婦。「おおらかな気持ちで子育てができて最高です」と笑みがこぼれます。夫の敦さんは、東京で商社に勤めていましたが、忙しい毎日を送る中、自分で事業を手がけてみたくなりました。その時、心に浮かんだのは、幼い頃に祖父の家があった、この地。「雄大な開聞岳と青い海が原風景としてあって。ここに住みたいな」と。2016年に移住し、祖父の畑を生かして有機農業を始めました。さらに、この美しいロケーションを知ってほしいという思いから、一棟貸しの宿も一昨年にオープン。「設計や施工は移住してでき−今回は東京都から指宿市開聞町にIターンした浦野さんご一家をご紹介します。の良美さんは振り返ります。たお友達にお願いして。周囲の人々に恵まれました」と妻新しいことを手がける日々は楽しく、「もう一棟、宿を建てたいし、いつか農業体験もできれば」と夢は広がるばかりです。訪れた人の心がのびやかになる、美しいこの地で、のびのびと一組の家族が暮らしていました。13Graph KagoshimaVol.9鹿児島への移住についてもっと知りたい方は、鹿児島県移住・交流ポータルサイト「かごしま移住ネット」へ!かごしま移住ネット住まいは、築50年の空き家を購入し、家族や友達と一緒にDIYでリフォーム。愛着が湧く仕上がりに。検索初めての農業。研修を経て3年たった今、ようやく慣れてきて、野菜の育成方法など、試行錯誤が楽しい日々。家族みんな、温泉好きなので、指宿での湯巡りを満喫。「ヘルシーランド露天風呂『たまて箱温泉』」がお気に入り。詳しくはこちら浦野 あつし敦さん(47歳/東京都出身)良美さん(46歳/広島県出身)太一君(5歳)有機農家・宿経営開聞岳と海に抱かれた地で、新しいことに挑む
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